「リジェネ」の意味や語源

RPG(ロール・プレイング・ゲーム)に登場する回復魔法の一種(持続的に体力などを回復する)に「リジェネ」というものがありますが、この「リジェネ」という言葉は一体どういう意味なのでしょうか?

「リジェネ」は略語

「リジェネ」は、「リジェネレイト」という語または「リジェネレーション」という語を省略した言葉です。

原語

「リジェネレイト」は "regenerate" という英語をカタカナで表記した言葉です。

また、「リジェネレーション」は "regeneration" という英語をカタカナで表記した言葉です。

意味

"regenerate" は「再生する」という意味の動詞です。 "regeneration" は「再生」という意味の名詞です。

"regenerate"

英英辞典では、"regenerate" という語が次のように説明されています:

  1. 精神的あるいは肉体的に新しくなったり賦活化(活力を与えること)されたりする。 または、そうした現象を引き起こす。
  2. 再び形成される、あるいは再び形成する。 再び存在する、あるいは再び存在せしめる。
  3. 〈生物学用語〉 失われたり損傷したりした組織や臓器が増殖により補充される。 または、そうした現象を引き起こす。

"regeneration"

"regeneration" は "regenerate" の語尾に "-tion" という接尾辞が付いて名詞化された語なので、上記の "regenerate" の意味に「~こと」を付けたものが "regeneration" の意味になります( 例. 賦活化されること)。

どちらが適切か

魔法の呪文の名称として、「リジェネレーション」と「リジェネレイト」どちらがふさわしいのでしょうか? これはつまり、魔法の呪文の名称として名詞と動詞どちらが適切かという問題です。

魔法の呪文の多くは名詞です。 例えば、ファイヤ・ボール(火球)、ファイア・ウォール(炎の壁)、ライトニング(稲妻)、ブリザード(吹雪)、メテオ(隕石)、マジック・ミサイル(魔法の矢)、テレポーテーション(遠隔転移、瞬間移動)、ヒーリング(治癒)などの呪文名はどれも名詞です。

テレポート(遠隔転移/遠隔転移させる)や、ライト(照明/明るくする)、スリープ(睡眠/眠らせる)、ハーム(害/害する)などの呪文名は元となる英語に名詞と動詞の両方があるため名詞なのか動詞なのか断定はできませんが、これらの言葉が単独で使われている場合には恐らく名詞でしょう。

その一方で、キュア・ウーンズ(傷を治す)や、ドミネイト・モンスター(モンスターを支配する)、ヒール(治癒する/させる)、ディスインテグレイト(崩壊)といった呪文名は、動詞であったり動詞を含んでいたりします(英語の "heal" に名詞の意味はない)。

したがって、呪文名は名詞でも動詞でも良さそうです。 というわけで、「リジェネレーション」と「リジェネレイト」のどちらでも間違いではないでしょう。

ちなみに、RPGの権威と目されるD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)では、「リジェネレーション」ではなく「リジェネレイト」のほうが採用されています。 前出の「ディスインテグレイト」も同様です。

呪文名が長くなる場合には文字数が少しでも少なくなる動詞のほうが選ばれるのかもしれません。 名詞と動詞のどちらにすべきかというのはその程度の問題なのでしょう。