「スレイヤー」の3つの意味

「ドラゴンスレイヤー」や「ゴブリンスレイヤー」など「スレイヤー」という言葉が使われているのを見かけますが、この「スレイヤー」は一体どういう意味なのでしょうか?

「スレイヤー」は "slayer"

「スレイヤー」は "slayer" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"slayer" の意味

"slayer" は「~を殺すもの(人または物)」という意味です。

"slayer" の成り立ち

"slayer" という語は「~を殺す」という意味の語 "slay" に、「~するもの」という意味の接尾辞 "-er" がくっついて出来ています。

"slay" には「殺す」という意味のほかに、「破壊する、失わせる、(笑いや愛などで)死ぬほどに圧倒する、性的に印象づける」といった意味もあります。 「笑いで死ぬほどに圧倒する」というのは「死ぬほど笑わせる」ということですね。

"kill" と "slay" の違い

"kill" が「(手段にかかわらず)殺す」という意味なのに対して、"slay" は特に「~を暴力により殺す」という意味を持ちます。 つまり、毒殺などではなく殴ったり刺したりして殺すということです。 "slay" は「屠(ほふ)る」という訳語がピッタリかもしれません。

また、"kill" よりも "slay" のほうが文語的(格式張っている)です。

「スレイヤー」の意味

カタカナ語(ファンタジー用語)の「スレイヤー」は、もっぱら「殺すもの」という意味で用いられます。

例えば、「ドラゴン・スレイヤー」であれば「竜を殺すもの、竜殺し、竜退治の勇者」という意味ですし、「ゴブリン・スレイヤー」であれば「ゴブリンを殺すもの」という意味になります。 同様に「ジャイアント・スレイヤー」は「巨人を殺すもの」という意味です。

「スレイヤー」は「殺す人」という意味で使われることが多いのですが、「殺す物」といういう意味で使われることもあります。 例えばさきほどの「ドラゴン・スレイヤー」にしても、「ドラゴンを殺すための剣(あるいは槍)」という意味で使われることがあります。

3つの意味

「スレイヤー」と言うとき、その意味は次の3つに分類できます:

  1. 何かを殺すのを専門とする(得意とする)人
  2. 何かを殺した実績を持つ人
  3. 何かに対して特に効果的な武器

例えば「ドラゴン・スレイヤー」であれば、「竜を殺すのを得意とする人」という意味かもしれませんし、「竜を殺した実績のある人(竜退治の勇者)」や「竜に特によく効く(竜に使うと他の魔物に使うときよりも与えるダメージが大きくなる)剣や槍などの武器」という意味かもしれません。 「ゴブリン・スレイヤー」や「ジャイアント・スレイヤー」も同様です。

英語でも同じ

英語の "slayer" もカタカナ語の「スレイヤー」と同じように、上記の3つの意味を持ち得ます。 例えば、Anceint Domains of Mystery というRPGゲーム(無料のローグライク・ゲーム)には "plant slayer" という特性が付いた武器が登場しますが、これは上記の3の意味です。 "plant" が「植物」という意味なので「植物殺し、植物モンスターに対して効果的な武器」ということです。

「スレイヤーズ」の意味

「スレイヤーズ」というタイトルのアニメか何かがありましたが、この「スレイヤーズ」というのは "slayer" の複数形 "slayers" をカタカナで表記した言葉です。 したがって、「スレイヤーズ」は「殺すものたち」という意味になります。