「クリティカル・ヒット」の意味

RPGなどのゲームには「クリティカル・ヒット」という言葉がよく使われますが、「クリティカル・ヒット」とはどういう意味なのでしょうか?

意味

「クリティカル・ヒット」に対応する日本語は「必殺の一撃」です。

RPGにおいて通常よりも遥かに多い(2倍など)ダメージを与える攻撃が「クリティカル・ヒット」です。

一部のゲームでは「クリティカル・ヒット」は即死攻撃(残りのHPにかかわらず敵を一撃で倒す)という意味で使われます。

解説

「クリティカル・ヒット」は "critical hit" という英語をカタカナで表記した言葉です。

英語の "critical hit" という言葉の(英語圏での)使われ方はカタカナの「クリティカル・ヒット」と同じです。

"hit" の意味

"critical hit" の "hit" は「打撃・一撃・攻撃」といった意味です。

"critical" の意味

"critical" には色々な意味がありますが「クリティカル・ヒット」の "critical" に該当しそうなのは「危機的な、(何かの事態の成り行きを左右する)境目となる、極めて重要な、重体の」といった辺りです。

これらの意味のうちのどれが "critical hit" の "critical" の意味なのかは不明です。 ネットで調べても情報がありませんでした。

言葉の印象では「重体の」の意味にも思えます。 しかし厳密に考えると、「重体の一撃」は「一撃が重体である」ということなので意味が通りません。「重体にする一撃」なら意味が通りますが、"critical" に「重体にする」という意味はありません。

個人的には、"critical hit" の "critical" に対応する日本語は「死活的な」かなと思います。 「死活的な」が「危機的な、境目となる、極めて重要な、重体の」という全ての意味を連想させる感じなので。

"critical hit" の由来

英語版の Wikipedia には「"critical hit" の概念を始めて導入したのは 1975年に発表された Empire of the Petal Throne というRPGである(ただし、"critical hit" という言葉ではなかった)」とあります。

"critical hit" という言い方になった経緯は検索では見つかりませんでした。 Wikipedia によると、Empire of the Petal Throne の作者は、「"critical hit" とは "lucky hit" のことだ」と述べています。 クリティカル・ヒットとは運よく(ダメージが大きくなる)いいところに当たった一撃のことだというわけです。

略語

英語の "critical hit"

英語では、"critical" が "critical hit" の意味で使われることがあります。 "hit" を省略した "critical" だけで「クリティカル・ヒット」の意味になるわけです。

"critical hit" を省略した "critical" をさらに省略した "crit" という語が「クリティカル・ヒット」の意味で使われることもあります。

最近では、この "crit" が「クリティカル・ヒットを与える」という動詞の意味でも使われるようになっています。 過去形と過去分詞形は "critted" で、現在分詞形は "critting"。
It's easy to look past his low health when he's critting for triple damage on more than half his hits.
ダメージ3倍のクリティカル・ヒットを放つ率が50%を超えるから、HP(生命力)が低いのも気にならない。
# 自分が使うキャラの話で、HPが低いデメリットよりも、高ダメージのクリティ駆る・ヒットを高確率で放つというメリットのほうが大きいというわけです。 "crit" が "critting" という現在分詞の形で使われています。

カタカナの「クリティカル・ヒット」

日本語の「クリティカル・ヒット」の省略状況も英語と大変よく似ています。

まず、「クリティカル・ヒット」の意味で「クリティカル」と言うことがあります。

そして、その「クリティカル」を「クリ」と略すことがあります。 例えば、「クリティカル・ヒット率」の意味で「クリ率」という言い方をします。