質問.: エンシェント・ドラゴンやエンシェント・グレイモンなどの「エンシェント」とは、どういう意味ですか?
回答.:「古代の~、太古の~」という意味です。
詳しくは以下をご覧ください。
1. 英語に戻すと
「エンシェント」を英語に戻すと "ancient" です。
2. 詳しい意味
形容詞としての意味
- 大昔の~、古代の(特に、西ローマ帝国が紀元前476年に滅ぶ以前の)
- (人などが)大変な老齢の~、とても年を取った~
- (年や建物や森などが)とても古い~、太古の~
名詞としての意味①
"ancient" はもともとは形容詞でしたが、名詞としても使われます。
- とても年を取った人、大変な高齢者
- ("ancients" と複数形で)大昔の人たち、古代人(特に、古代のギリシャやローマに生きた人たち)
名詞としての意味②
次の2つの意味は本来は、英語の名詞 "ensign" に備わる意味。 "ensign" の発音が "ancient" に似るので、"ancient" が "ensign" の意味でも使われます。
- 旗
- 旗手(旗を持つ人)
3. エンシェント・ドラゴンとは?
ドラゴンは年を取るほど強くなる。 なので、「エンシェント」はドラゴンの名称に使われるときには「年月を経て強力になった」というニュアンスを含みます。
例えば既存のRPGの源流に当たるダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)でエンシェント・ドラゴンは、全部で12段階に分けられる成長のステージの上から3番目に位置します。
"ancient" の周辺のランク
"Ancient" の1つ上の(老齢の)ランクは "Wyrm" で、その上が "Great Wyrm"。 "Great Wyrm" が最も年を経たドラゴンで、ドラゴンの中では最強です。
"Ancient" の1つ下の(若年の)ランクは "very old" で、そのさらに下は "old"。 生まれたてのドラゴンは "Wyrmling" と呼ばれます。
4.「エンシェント」が醸し出すプレミア感
恐らくはエンシェント・ドラゴンの「エンシェント」のイメージに起因して、名称に「エンシェント」と付くモンスターやアイテムは強力だと相場が決まっています。
例えばエンシェント・グレイモンにしても、きっと強いモンスターなのでしょう? 私はポケモンをプレイしたことがありませんが、きっと普通のグレイモンというモンスターがいて、その上位種がエンシェント・グレイモンなのでしょう? ええ、お見通しです。 グレイモンが進化してエンシェント・グレイモンになるのでは?