「クリティカル・ヒット」の意味を教えて!

RPGなどのゲームに使われる言葉「クリティカル・ヒット」。 この「クリティカル・ヒット」とは、どういう意味でしょうか?

1.「クリティカル・ヒット」の意味

「クリティカル・ヒット」は一般的に「必殺の一撃」と同じ意味に理解されます。

通常よりも遥かに多い(2倍など)ダメージを与える攻撃が「クリティカル・ヒット」です。

意味が異なるケースも

一部のゲームでは「クリティカル・ヒット」が「即死攻撃(残りのHPにかかわらず敵を一撃で倒す)」の意味で使われます。

2. 元の英語の意味

「クリティカル・ヒット」を英語に戻すと "critical hit" です。

英語圏でも英語の "critical hit" がカタカナ語の「クリティカル・ヒット」と同じように使われます。

2.1. "hit" の意味

"critical hit" の "hit" は「打撃・一撃・攻撃」といった意味です。

2.2. "critical" の意味

"critical" の意味は不明

"critical" には色々な意味がありますが「クリティカル・ヒット」の "critical" に該当しそうなのは次の辺りの意味です:

  • 危機的な
  • (何かの事態の成り行きを左右する)境目となる
  • 極めて重要な
  • 重体の
ですが、上記のいずれも "critical hit" の "critical" の意味に合致しそうにありません
"critical" に「致命的な」という意味はありません。

「重体の」ではない

言葉の印象では「重体の」の意味にも思えます。 しかし厳密に考えると、「重体の一撃」は「一撃が重体である」ということなので意味が通りません。
「重体にする一撃」なら意味が通りますが、"critical" に「重体にする」という意味はありません。

「死活的な」でいいだろう

個人的には、"critical hit" の "critical" に対応する日本語は「死活的な」だと思います。
「死活的な」は「危機的な、境目となる、極めて重要な、重体の」という全ての意味を連想させます。

3. "critical hit" の最初の使用例

英語版の Wikipedia によると、"critical hit" の概念が始めて導入されたのは 1975年に発表されたRPG『Empire of the Petal Throne』です。

『Empire of the Petal Throne』の作者は、「"critical hit" とは "lucky hit(幸運の一撃)" のことだ」と述べています。 運よく(ダメージが大きくなる)いいところに当たった一撃が「クリティカル・ヒット」というわけです。

4.「クリティカル・ヒット」の略語

4.1. 英語の "critical hit"

英語では、"critical" だけでも "critical hit" の意味で使われます。 "hit" を省略した "critical" だけで「クリティカル・ヒット」の意味になるわけです。

"critical" をさらに省略

"critical hit" を省略した "critical" をさらに省略した "crit" も「クリティカル・ヒット」の意味で使われます。

挙句の果てに動詞と化す

この "crit" が「クリティカル・ヒットを与える」という動詞の意味でも使われます。 "crit" の過去形と過去分詞形は "critted" で、現在分詞形は "critting" です。
It's easy to look past his low health when he's critting for triple damage on more than half his hits.
ダメージ3倍のクリティカル・ヒットを放つ率が50%を超えるから、HP(生命力)が低いのも気にならない。
# 自分が使うキャラの話です。 HPが低いデメリットよりも、高ダメージのクリティカル・ヒットを高確率で放つというメリットのほうが大きいと言っています。

4.2. カタカナの「クリティカル・ヒット」

カタカナ語の「クリティカル・ヒット」にも略語があります。

まず、「クリティカル・ヒット」の意味で「クリティカル」と言います。

そして、その「クリティカル」を「クリ」と略すことがあります。 例えば、「クリティカル・ヒット率」の意味で「クリ率」という言い方をします。

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