RPGやラノベに出て来る「タウント(トーント)」の意味と語源

ロール・プレイング・ゲーム(RPG)やラノベに「タウント(トーント)」という言葉が出て来ることがありますが、この言葉の意味や語源はどのようなものなのでしょうか?

「タウント」は "taunt"

「タウント(トーント)」は "taunt" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"taunt" の発音記号を見ると、基本的な発音は「トーント(tɔːnt)」で、方言では「タント(tɑnt)」も "taunt" の発音として認められるという感じです。

したがって「タウント」よりも「トーント」のほうが原語の発音に忠実だと言えますが、"taunt" に対応するカタカナ語として定着しているのは「トーント」よりも「タウント」です。

ラノベ投稿サイトとして知られる「小説家になろう」でも、「トーント」より「タウント」のほうが使用例が遥かに多いです。

「トーント」という表記を使っている人は恐らく英語の "taunt(トーント)" を知っていて、それを自分でカタカナにして使っているのでしょう。 「タウント」を使っている人は多分、ゲームなどで「タウント」という言葉を知って、それを自分でも使っているのでしょう。

"taunt" の意味

動詞

  1. (あざけるように、侮蔑的に、あるいは批判的に)責める、叱責する、なじる
  2. 挑発する
  3. (性的な意味で)挑発する

名詞

  1. あざけり、からかい、人を馬鹿にするような発言、侮辱
  2. 皮肉っぽい/軽蔑的な叱責や挑発

形容詞

  1. (船のマストが)異様に高い

「タウント」の意味

RPGやラノベに登場する「タウント」は「挑発スキル」とか「挑発」という意味です。 今のところ、それ以外の意味で使われてはいないと思います。

用例

Others claimed that the Jicarilla either ambushed the Army or taunted them into attack.
他の者たちは(問題となっている米国陸軍の部隊が勝手に攻撃を仕掛けたのではなく) Jicarilla(インディオの部族) が陸軍に待ち伏せを仕掛けたか、あるいは陸軍を挑発して攻撃させた(誘発した)のだと主張した。
# 1840~1850年頃の話。
While taunted, a monster's AI cannot consider any object as a potential target except the taunter.
タウントされている間、モンスターのAIはタウントしたキャラクターを除く一切のオブジェクトをターゲットとみなせない。

# ゲームの話。 AIとは人工知能のことですが、ここではゲーム内でモンスターを動かすプログラムのことです。

プレイヤーに「タウント」のスキルを使用されたモンスターは、タウンとしたプレイヤー以外を攻撃しないということでしょう。
She taunted him with glimpses of skin.
彼女は肌をちらちらと見せて彼を挑発した
# 性的な意味での挑発。 "glimpses" は "glimpse" の複数形。 "glimpse" はここでは「ちらりと見えること」という意味。

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