「デッド」と「デス」

「デッド」とは

「デッド」は "dead" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"dead" は基本的には形容詞で、その基本的な意味は「死の」とか「死んでいる」というものです。
a dead man
死んでいる男
She is dead.
彼女は死んでいる。
a dead leaf
死んでいる葉 → 枯れ葉

名詞として使われることも

"dead" は「死者」という意味の名詞として使われることもあります。 このときの "dead" は "the dead" という具合に定冠詞の "the" が "dead" の前に付きます。 "the dead" が意味する「死者」は「死んだ人たち」を漠然と指す言葉で、複数形として扱われます。
「複数形として扱われる」とは、例えば "the dead" の後ろにBe動詞が来る場合に、そのBe動詞が "is" ではなく "are" になるということです。

「デス」とは

「デス」は "death" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"death" は基本的には名詞で、その基本的な意味は「死」です。
His death ended an era.
彼の死が1つの時代を終わらせた。 → 彼の死により1つの時代が終わった。
the death of colonialism
植民地主義の死 → 植民地主義の終焉(「死」が比喩的に使われている)

形容詞として使われることも

"death" は基本的には名詞ですが、別の名詞の前に置かれて形容詞として使われることもあります。
death scythe
(死神が手に持つ)死の大鎌
death jump
死のジャンプ
death bringer
死を招くもの(邪悪な魔剣に付けられた名前であったり、凶悪な人殺しに付けられた異名であったり。 物や者に限らず、技の名前とかにも使える。 例えば「これでとどめだ。必殺!デス・ブリンガー!」など)

上記の用例(どれも私が思いついたものですが)を見ると、形容詞的に用いられる "death" は "deadly(致命的な)" という意味で使われることが多いようですね(最後の用例は別ですが)。

意味の範囲は重ならない

形容詞 "dead" には「致命的な」という意味は無いので、"death" の形容詞的な用法は形容詞 "dead" とは異なる意味になると言えそうです。

逆に、名詞 "death" のほうにも、"dead" の名詞としての意味である「死者」という意味はありません。 "death" には「死神」という意味はありますが、「死者」という意味は無いのです。