ラノベにおける「ヘイト」の意味

ライトノベルを読んでいると次のような表現に遭遇することがあります:
  • ヘイトが増える
  • ヘイトスキル
  • ヘイトを奪う
  • ヘイトを集める
  • ヘイトを稼ぐ
  • ヘイトを取る
  • ヘイトを押しつける

こうした表現における「ヘイト」は一体どういう意味なのでしょうか?

「ヘイト」は "hate"

この「ヘイト」は "hate" という英語をカタカナで表記した言葉です。 ラノベで上記のように使われる「ヘイト」はRPGに由来すると思われます。

"hate" は「憎しみ」あるいは「憎む」という意味です。 最近の人種問題関連のニュースに出てくる「ヘイト」という言葉も "hate" のカタカナ語です。

ラノベにおける「ヘイト」

ラノベやゲームにおける「ヘイト」も「憎しみ」という意味です。 ただし、こちらの「ヘイト」は、物語やゲームにおけるパーティー・メンバー(戦士、魔法使い、盗賊など)にモンスターなどの敵役が向ける「憎しみ」です。

ヘイト値

モンスターには「ヘイト」というパラメーターがパーティー・メンバーごとに設定されてます。 そしてモンスターは、「ヘイト」の値が最も高いメンバーを攻撃のターゲットとして優先します。 パーティー・メンバーのうち最も憎しみが強いものを手始めに攻撃するというわけです。

各パーティー・メンバーが保持するヘイト値は、メンバーのそれぞれが取る行動により増減します。 例えば、モンスターを攻撃するとヘイト値が増え、物陰に隠れるとヘイト値が減るといった具合です。

ヘイトが多いほうが良いことも

ヘイト値は少なければ良いというものではありません。 防御力が低いパーティー・メンバー(一般的には魔法使いなどの後衛)はヘイト値が少ないほど良いのですが、防御力が高いメンバー(一般的には戦士などの前衛)はヘイト値が高いほうが望ましいことが少なくありません。 パーティー全体の戦術として考えたときに、防御力が高いメンバー(いわゆる壁役・タンク・盾役)にモンスターの攻撃が集まるように取り計らうほうが都合が良いからです。

ヘイトを奪う・ヘイトを稼ぐ・ヘイトを取る・ヘイトを集める」などヘイト値が高いのが望ましいと言わんばかりの表現があるのも、パーティー・メンバーの役割しだいではヘイト値が高いのが望ましいためです。

ヘイトスキル

ラノベやゲームのキャラクターが使うスキル(能力)の中には、ヘイト値を減らしたり増やしたりする効果を有するものもあります。 例えば「挑発」というスキルは(ゲームやラノベの設定にもよりますが)ヘイト値を増やす効果があるでしょう。 こういうスキルを「ヘイトスキル」と言います。

「ヘイト」が人名であるケースも

「ヘイト」がキャラクターの名前であることもあるので注意が必要です。