ライトノベルを読んでいると、次のような表現に遭遇します:
- ヘイトが増える
- ヘイトスキル
- ヘイトを奪う
- ヘイトを集める
- ヘイトを稼ぐ
- ヘイトを取る
- ヘイトを押しつける
こうした表現における「ヘイト」は、一体どういう意味でしょうか?
1. 英語に戻すと
ラノベやゲームの「ヘイト」を英語に戻すと “hate” です。
“hate” は「憎しみ」という名詞の意味と「憎む」という動詞の意味があります。
2. ラノベにおける「ヘイト」
2.1. ヘイト値
多くのRPGではプレイヤーが操作するキャラクター(PC)が複数います。 オンラインのネトゲなら、1人のプレイヤーが1人のPCを操作しますし、オフラインで一人で遊ぶRPGならプレイヤーが3人~6人ぐらいのPCで構成されるパーティーを操作します。
いずれにせよ、多くのRPGではPCが複数存在します。 そうして複数存在するPCの各々に対し、RPGに登場するモンスターなどの敵は1つの戦闘において「ヘイト」というパラメーターを保持します。
そして、敵は「ヘイト」の値が最も高いPCを攻撃のターゲットとして優先します。 PCのうち最も憎いヤツを優先的に攻撃するわけです。
各PCが保持するヘイト値は戦闘中の行動により増減します。 例えば、モンスターを攻撃するとヘイト値が増え、物陰に隠れるとヘイト値が減るといった具合です。
2.2. ヘイトが多いほうが良いことも
ヘイト値は少なければ良いというものではありません。
防御力が低いPC(魔法使いなど)はヘイト値が低いほど良いですが、防御力が高いPC(前衛を務める戦士など)はヘイト値が高いほうが好都合です。
パーティー全体で考えたとき、防御力が高いメンバー(いわゆる壁役・タンク・盾役)にモンスターの攻撃が集まるのが望ましいからです。
「ヘイトを奪う・ヘイトを稼ぐ・ヘイトを取る・ヘイトを集める」などヘイト値が高いのが好ましいと言わんばかりの表現があるのもこのためです。
2.3. ヘイトスキル
ラノベやゲームのキャラクターが使うスキル(能力)の中には、ヘイト値を増減させる効果のものがあります。 例えば「タウント」と呼ばれるスキルは(ゲームやラノベの設定にもよりますが)ヘイト値を増やす効果があります。 こういうスキルを「ヘイトスキル」と言います。