RPGに出てくる「チャーム」の意味

RPG(ロールプレイング・ゲーム)で「チャーム」というカタカナ語が使われることがありますが、この「チャーム」とは一体どういう意味なのでしょうか?

よくある意味

RPGにおいて「チャーム」は「魅了の呪文」という意味でよく使われます。

この「チャーム」は "charm" という英語をカタカナで表記した言葉です。 "charm" には「魅了する」という動詞としての意味や「魅力」という名詞としての意味があります。

RPGの源流として知られるD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)では、「チャーム」の呪文は人用とモンスター用に分かれていて、人用は「チャーム・パーソン(Charm Person)」そしてモンスター用は「チャーム・モンスター(Charm Monster)」と名付けられています。
"person" は「人」という意味。

D&Dのチャームの効果は人用もモンスター用も、「呪文の効果時間が切れるか危害を加えられるかするまで、チャームを使用した者に対して好意的になり、場合によっては指示に従ってくれる」というものです。 チャームの効果が切れると、チャームにかかっていた人もモンスターも自分にチャームの呪文がかけられていたことを悟ります(その結果、気分を害する)。

もう1つの意味

英語の "charm" には、「魔力がこもった(と信じられている)装身具」という意味もあります。 つまり「お守りとして身につける装身具」ということです。

洋ゲーでは "charm" が装身具(装備品としてのアクセサリー)の意味で使われることがあったと思います。 日本のゲームで「チャーム」を装身具の意味で使われてるケースは記憶にありませんが、そのうちそういうゲームも出て来るかもしれません。

"charm" の語源

"charm" という英語の語源は、「魔法の呪文」や「詠唱、歌」を意味する古フランス語 "charme" です。

そして、この古フランス語 "charme" の語源は「歌」や「詠唱の儀式、呪文の言葉」を意味するラテン語 "carmen" です。

"charm" の色々な意味

"charm" には「魅力」や「魔力を有すると考えられている言葉や動作」や「呪文をかける」という意味もあります。

「魔力を有すると考えられている言葉や動作」というのは、おまじないの言葉や早九字(臨兵闘者皆陣烈在前)とか不動明王印とかのことですね。

"charm" には物理学の用語としての意味(「チャーム」とそのまま日本語に訳される)もあります。 Wikipedia によると物理学用語としての「チャーム」は「粒子の性質を表すフレーバー量子数」とかいう意味で、「存在するとしたら魅力的」ということで、このように名付けられました。